2017.06.15
久々に、デモカー製作記事を書かせてていただきます。
前回の、更新から1か月以上が経過し、もうやらないのか?!と思われてた
かもしれませんが、ちゃんと完成まで書くつもりです(^-^)
さて、前回の続きなので、今回もスピーカーインストール(ドア編)です。
木で製作したインナーバッフルは、耐久性を考慮し防腐処理をして車両ドアに固定します。
固定は、純正スピーカーが留めと同じところを使用しているので3点留め。
2層目(リング)のインナーの位置の関係上表からボルトが
通せない箇所があるので、3カ所とも裏からボルトでガッチリと締めてます。
インナー鉄板側の制振処理は、サービスホール埋めをメインに
部分的に処理をしています。
使用素材は、STP BOMB、STP GOLD AERO、レアルシルトを
適材適所に使用しています。通常の防振プラン2よりも、ややライトな仕上げです。
続いて、内張り側の防振処理です。(防振プラン3に相当します)
内張り裏から、制振材を適量貼ってます。
純正で、貼ってあるシンサレート(白い物)は吸音効果大ですので再利用。
その他のスペースには、スポンジ系吸音材(カームフレックス)を使用して
全面に隙間なく張り込みます
内張りが浮いたりしない様、貼り過ぎ注意ですが、極力、鉄板側との
空間を無くすように、処理します。
目的は、スピーカーの動きに連動して内張りも振動します。
よって、内張り自体もスピーカーと同じく音楽を奏でようとしますので
それを抑える事が目的です。内張りはスピーカーではないので、鳴っても
良い音しないですし、スピーカーの音の邪魔にしかならないですから!
スピーカーは音を出す時に、前面にコーン紙は出てきます。
その反作用で、後ろに向かって力が働きます。それを受け止めるのが
バッフルであったり、制振処理になる訳で、2WAYスピーカーのミッドウーファーの
様な広帯域を再生するスピーカーの鳴り方には、かなり大きな影響を及ぼす事は、
想像できると思います。
ですから、バッフルにメタルを使ったり、硬い素材の木を使ったり、
また、ハイブリッドにしてみたりと、状況に応じて多種多様な方法があるのです。
ちなみに、このデモカーは、『オールWOOD』での製作です。(2種類使用)
続いて、アウターになる部分の製作です。
先程取付た、インナーバッフルの延長上にリング状のアウターバッフルを
製作していきます。
インナー部と合わせると合計40mm以上になってますが、奥に行くに伴って
開口を広く取り、背圧の空気移動はスムーズにいくように処理してます。
内張り形状に合わせて、パテで型取り・・・・成形していきます。
見てお解りの様に、かなりコンパクトなバッフルです。
ドアの完成も大分見えてきたところで、今回は終了です。
完成まで、もう一息です!
では
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現在(2017/6/15)既に、DS-SA1000試聴DEMOカーは完成してます。
いつでも聴けます!
これは、DEMOカー製作工程を過去にさかのぼって、書いている記事です。
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