2017.08.12
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本日、ご紹介の作業内容は・・・『天井防振』です。
お車は、こちら
レクサス・GS350
オーディオシステムも、Morelフロント3WAY化・・・ドアアウターバッフル化・・・
と着実にグレードアップしてきました。
さらに、そのシステムに磨きをかける作業をしていきます。
車内の、静寂感を高める為に、車両防振の一部である「天井の防振施工」です。
とは言う物の、元々そんなうるさい車ではありません。
それでも、『天井防振』をする理由はこれです。
天井内装を降ろした状態です。
天井ボディ側鉄板部は、ご覧の通り剥き出し状態です。
内装側の一部に見える、四角い白い物が吸音系素材になります。
この状態を見る限り、まだまだ車内の静音化は図れると思いませんか?
他の箇所はどうかと言うと、
例えば「フロア」
鉄板自体の厚みも天井に比べると厚いと思われます。
そして、それには『アスファルト系』の制振材。
その上には『フェルト』や『発砲体』による吸音。
更にその上に、ごっつい『フロアカーペット』・・・・と
それなりの、処置はなされている車が殆どです。
天井防振の作業内容は
しっかりと、脱脂処理を行った上で、全面に
制振材(アルミ+ブチル)を密着貼り付けします。
鉄板の振動低減による、低周波音の低減となります。
この施工時点で、周辺の鉄部の「鳴き、響き」減少してます。
そして、更にこの面に「吸音・断熱・遮音効果」のある
発砲系素材を貼付けます。
制振材とは、異なる周波数帯(中〜高周波音)に対しての効果があります。
この2つの異なる素材の施工によって、広帯域に渡ってのノイズ低減効果が
でます。
あとは、内装組み付けして完成です。
効果として解りやすい状況は
『走行中の車内の静寂感UP!』
『雨音の、低減!』などです。
そして、もう一つの効果として、オーディオの音質向上!
オーディオ機材は、何も変えてはいませんが音質向上につながる理由は
・車内振動(エンジンによる振動・スピーカー駆動による振動などなど)
の低減による、『聴感上のSNの向上』!の為です。
聴感上のSNの向上・・・・解りやすく言うと
・防振前・・・・スピーカーからの音70%+その他からの音30%
・防振後・・・・スピーカーからの音85%+その他からの音15%
(あくまでもイメージでの割合です)
オーディオの音は、スピーカーから出てる音だけを聴けてるわけではなく、
車内パーツの振動からも同じ音を出そうとしているので、その比率が
より、スピーカーからの割合が多くなることで、『リアルに!繊細に!』
聴こえるようになるので、音質向上に繋がってくると言う事です!
「車両防振」=「家でいう、リスニングルームの改善」と似てると思います。
では
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